2006年08月22日
コーモラン【Favorite Lure】
コーモランが大好きだ。
もちろんコーモランプロダクトといえばVivaやアクアウェーブという人気ルアーブランドを擁し、'70年代から日本のバスフィッシングを支えてきた兵庫県のルアーメーカーである。
どういう支え方かというと、ご存じの方も多いであろう、コピーメーカーとしてであった。ヘドンやアーボガストを始め、ボーマーやコーデルに至るまでありとあらゆるメーカーのルアーをコピーし、それらの米国産ルアーが1000円以上していた時代に一個300円程度で(少なくとも形は)そっくりなものを提供してくれた。
すっかり小綺麗になり、オリジナルルアーで固めたVivaブランドでは、マッジーポッパーや写真のナミダくんCDなど名品が多く、普段から愛用している。だが、あまり多くないラインナップの一角を占めているのがヘドンのコピーから進化した「コーモソナー」であるあたりがしっかりコーモランらしさを主張している。
先日、90年代初頭、Viva創生期のビバdeバイブとザ・スピベが210円だったのを見つけてつい買ってしまった。まだまだB級メーカーの面影を残しており、当時はどうも食指が伸びなかったが、今となればこの中途半端さは買いだ。いかにも釣れそうにないオーラを出していて、これで釣るのが男前だ。僕はおかしい。
コーモランは驚くことにまだ、昔のようなコピー製品も作り続けている。写真のMy Plugシリーズはひょっとしたら日本最長寿のルアーではないだろうか。といっても数え切れないぐらい種類があり、これはボーマー/ロングAジョイントのコピー。ダイワ/バスハンターのコピーは、その昔、プロ野球機構から訴えられたという野球帽をかぶった「まるちゃん」というシリーズと同じボディだろう。
他にも、ワゴンセールの常連で300円ぐらいで売られている「プライアル」というブランドがある。CB-100やT.D.バイブレーションをコピーしたあれもコーモラン製という噂がある(真偽は定かではありません)。
ソフトルアーでも、ゲーリー製品をフルコピーした「Flake」ブランドはコーモラン製だという。パッケージのどこにも製造元が書かれていないが、以前ある雑誌で、Vivaのテスターの人がFlakeのワームを使っていたのでこれは間違いなさそうだ。関係がないのにあえてコピー製品を使うことはあるまい。
Flakeは最近、○○○テールやフ○○クシェ○クを完コピした製品も出したが、話題になった快挙と言えばやはり写真の「ライブベイト・リップレス」。一部で「ビバロン」とも呼ばれる完成度の高さは本物と遜色ない。これで4本入り680円なのだから貧乏者には救世主である。コーモランと考えれば異常な高値だけど。
もちろん、コピー商品は褒められたことではない。業界の健全な発展を妨げ、ひいてはユーザーにも影響がある。なぜ今さら危ない橋を渡るのか、さっぱりコーモランの意図が見えない。いつ訴えられるか気が気ではない。コピーメーカーとしての矜持だろうか。高価になりすぎ、話題先行になりすぎた業界へのアンチテーゼだろうか。ぶっちゃけコピーの方がよく売れるのだろうか。
コーモランは昔、駄菓子屋などでも売っていた。昔よくあった、プラモや紙飛行機も売っていた、子どもたちのスーパーマーケットのような店だ。フェリックスガムやボンタンアメの隣に、虫取り網や竹竿と並んで置いてあったコーモランのルアーは、子どもたちの友達だった。本物のヘドンなんて小遣い2カ月ぶんはする。でもコーモはハッカパイプやラムネを少し我慢するだけで手に入ったのだ。
でもそんなコーモのルアーは子どもたちの間ですら「釣れない」という評判だった。無理もない。ただ形だけ真似したような粗悪なものも多く、リトリーブすると回転したり、水が入ってシンキングになったりもした。ませた子どもたちはコーモをすぐに卒業し、無理してラパラを買ったり、ダイワに落ち着いたりした。
今でもその頃の記憶がある人は、コーモランと言えば品質が悪いコピーメーカーという認識を持っているかも知れない。それは半分当たっていて、半分間違っている。まず、中にはとてもよくできたルアーもあったし、次に、当時の子どもたちには恐らく、どんなルアーを使っても釣れないという結果はそう変わらなかっただろうからだ。
今のようにメソッドも確立しておらず、ルアーの使い方についても余りにも知識が不足していた。クランクベイトは障害物に当てる、なんてことは誰も知らない。ビッグバドすらクランクベイトだと思われていたのだ。子どもたちのほとんどはただ沖に向かってルアーを投げていただけだった。動かないルアーを水面使いしてバスを引き出すような知恵もない。いわんやコーモランのルアーで釣れなかったのはある意味当然だっただろう。
コーモランの中では数少ないオリジナル──原型はガルシアフロッグだけど──の「かへるくん」など、よくできたルアーもあった。何より、子どもたちに気軽にルアーフィッシングを楽しませてくれた功績は大きい。
僕には何よりその存在感が魅力的に写った。カズン2のコピー「どじょっこ」やブラッシュポッパーのコピー「とんがり虫」など、なんというかB級というものを名実ともに突き詰めた姿には清々しささえ感じる。
もちろん、子どもの頃は「本物が欲しい」としか思わなかったが、大人になってからもコピールアーを連綿と(当時とそう変わらないクオリティで)作り続けるコーモランに気付いたとき、苦笑すると同時に、たまらなく愛おしく感じた。
僕が子どもの頃に買い求めたコーモルアーのほとんどは、根掛かりなどで失ってしまった。引っかかりそうな所に投げるには、安くてうってつけだったのだ。大人になってから反省し、細々と店の片隅にあるコーモランルアーを見かけては買い求めている。
典型的なMy Plugシリーズのポッパーを見てみよう。細身で華奢で、いかにも泳がなさそうだが、実際に動かない。何とノンウエイトで、動き出すきっかけがつかめないのだ。にも関わらず浮力が弱すぎ、弱いロッドアクションには反応せず、強く引くと水面で回転する。ただ水面に浮かんでいるだけという風情である。
だが、テールにペラがついているのが救いだ。これが某かの抵抗となって僅かながらも身をくねらせ、首を振ろうとする挙動を見せる。これがなければ本当にただの棒である。願わくばこのペラで音や飛沫を上げれば有り難いが、このペラ、しかし回らない。そもそも通常とは逆向きについているのだ。意図が分からない。
しかしこれが抵抗となり、ルアーの移動距離は少なくなって、浮力の少ないボディと相まってねちねちとした独特の動きを生み出す。ここらでポッパーらしい動きを期待したいが、肝心のこのカップはまともな音もスプラッシュも出せない。単なる窪みのようなもので、水がカップに入ればただ押し出し、カップになければポッピングは空振る。救いようがない。
結果的にはいい部分と悪い部分が完全に相殺され、どんなロッドアクションを加えてももぞもぞ水面をうごめくだけ。だが、呆れつつもうごめかせていると、最終的にはそんな動きで釣れてしまうのだから、もう意味が分からない。釣れたバスをしっかりしろと叱責したくなる。
もう一つ、写真に写っているのは僕の数少ない古物で、シマノがバグリーに作らせたエクストリームシリーズのうちの一つのコピーだと思う。ヘドン/ヘッドミノーにも似た逆三角形のフォルムは意外としっかりとした造形で、飛び出した目まで成型していて驚きだ。
しかし、フィニッシュが絶望的に甘く、クリア塗装がリップにダマになってかかっており、泣けてくる。それにこのカラーリング、魚のプリントはフィンガーリング社を彷彿とさせて意味不明だ。でも、強い浮力とゆらゆらと曖昧な動きはトップ使いに良く、コーモランの中では最も魚を釣っているルアーである。こういう「当たり」を探すのもまた楽しい。
僕がコーモランを愛するのは、郷愁とともに、先述のような、現在のルアー業界への疑問も手伝っている。様々なメーカーが次々にリリースするルアーの多くには、毎度のように「世紀の新発見」じみた強烈な売り文句がくっついてくる。従来のルアーでも問題なくカバーできる状況でも、新しいルアーでないと釣れないかのごとく喧伝する。
雑誌はプロやメーカーとタイアップし、矢継ぎ早に出る新製品を強力プッシュする。消費者が持つスタイルや思い入れは関係ない。雑誌の通り、メーカーの言う通りに新しいルアーを使って釣ればいいのだ。消費者も何となく、新しいルアーの方が釣れるような気がする。人気で買えないと聞けば、尚更それが釣れるように感じ、欲しくなる。
でも、バス釣りとはフィールドの状況に合わせて、幾千とあるルアーの中から正解を見つけ出す釣りであるはずだ。メーカーや雑誌には、消費者個人が向き合う状況なんて分からない。だから、大雑把な状況設定で、このルアーはこうすれば釣れると言う。それがぴったりはまる状況なんて全国のほんの数カ所かもしれないのに。
バス釣りの楽しみとは、ただ魚を釣ることだけだろうか。最新ルアーが自分のスタイルと合わないのに、流行に従って無理をしていないか。僕も最新ルアーには大いに興味はある。実際によく釣れるルアーもあるだろう。でも、そうしたメーカーや雑誌の指示通りにする釣りは本当に面白いのだろうか。
コーモランのルアーはそうした何もかもを超越するパワーを持っている。激烈な売り文句もなく、使い方も不明確だ(たぶん、作った側も把握していない)。その一つ一つが持つ性能を実際に使う中で発見し、引き出し、状況にフィットさせる。その作業がたまらなく面白い。
子どもの頃、一つ一つ手探りでルアーの動きや特性を理解し、釣れる使い方を見つけたときは新しい扉を開いたような、新鮮な喜びと驚きがあった。封印された魅力を解き明かす喜びを、この高度情報化されたバスフィッシング界で求めるなら、コーモランが最もふさわしいかもしれない。
何しろ、見た目通りの動きをするかどうかは賭のようなものだからである。封印されたままというか、扉を開けたらそこには何もなかった、というのもコーモランだけかもしれないけれど、それも含めて楽しめるのは間違いない。
もちろんコーモランプロダクトといえばVivaやアクアウェーブという人気ルアーブランドを擁し、'70年代から日本のバスフィッシングを支えてきた兵庫県のルアーメーカーである。
どういう支え方かというと、ご存じの方も多いであろう、コピーメーカーとしてであった。ヘドンやアーボガストを始め、ボーマーやコーデルに至るまでありとあらゆるメーカーのルアーをコピーし、それらの米国産ルアーが1000円以上していた時代に一個300円程度で(少なくとも形は)そっくりなものを提供してくれた。
すっかり小綺麗になり、オリジナルルアーで固めたVivaブランドでは、マッジーポッパーや写真のナミダくんCDなど名品が多く、普段から愛用している。だが、あまり多くないラインナップの一角を占めているのがヘドンのコピーから進化した「コーモソナー」であるあたりがしっかりコーモランらしさを主張している。
先日、90年代初頭、Viva創生期のビバdeバイブとザ・スピベが210円だったのを見つけてつい買ってしまった。まだまだB級メーカーの面影を残しており、当時はどうも食指が伸びなかったが、今となればこの中途半端さは買いだ。いかにも釣れそうにないオーラを出していて、これで釣るのが男前だ。僕はおかしい。
コーモランは驚くことにまだ、昔のようなコピー製品も作り続けている。写真のMy Plugシリーズはひょっとしたら日本最長寿のルアーではないだろうか。といっても数え切れないぐらい種類があり、これはボーマー/ロングAジョイントのコピー。ダイワ/バスハンターのコピーは、その昔、プロ野球機構から訴えられたという野球帽をかぶった「まるちゃん」というシリーズと同じボディだろう。
他にも、ワゴンセールの常連で300円ぐらいで売られている「プライアル」というブランドがある。CB-100やT.D.バイブレーションをコピーしたあれもコーモラン製という噂がある(真偽は定かではありません)。
ソフトルアーでも、ゲーリー製品をフルコピーした「Flake」ブランドはコーモラン製だという。パッケージのどこにも製造元が書かれていないが、以前ある雑誌で、Vivaのテスターの人がFlakeのワームを使っていたのでこれは間違いなさそうだ。関係がないのにあえてコピー製品を使うことはあるまい。
Flakeは最近、○○○テールやフ○○クシェ○クを完コピした製品も出したが、話題になった快挙と言えばやはり写真の「ライブベイト・リップレス」。一部で「ビバロン」とも呼ばれる完成度の高さは本物と遜色ない。これで4本入り680円なのだから貧乏者には救世主である。コーモランと考えれば異常な高値だけど。
もちろん、コピー商品は褒められたことではない。業界の健全な発展を妨げ、ひいてはユーザーにも影響がある。なぜ今さら危ない橋を渡るのか、さっぱりコーモランの意図が見えない。いつ訴えられるか気が気ではない。コピーメーカーとしての矜持だろうか。高価になりすぎ、話題先行になりすぎた業界へのアンチテーゼだろうか。ぶっちゃけコピーの方がよく売れるのだろうか。
コーモランは昔、駄菓子屋などでも売っていた。昔よくあった、プラモや紙飛行機も売っていた、子どもたちのスーパーマーケットのような店だ。フェリックスガムやボンタンアメの隣に、虫取り網や竹竿と並んで置いてあったコーモランのルアーは、子どもたちの友達だった。本物のヘドンなんて小遣い2カ月ぶんはする。でもコーモはハッカパイプやラムネを少し我慢するだけで手に入ったのだ。
でもそんなコーモのルアーは子どもたちの間ですら「釣れない」という評判だった。無理もない。ただ形だけ真似したような粗悪なものも多く、リトリーブすると回転したり、水が入ってシンキングになったりもした。ませた子どもたちはコーモをすぐに卒業し、無理してラパラを買ったり、ダイワに落ち着いたりした。
今でもその頃の記憶がある人は、コーモランと言えば品質が悪いコピーメーカーという認識を持っているかも知れない。それは半分当たっていて、半分間違っている。まず、中にはとてもよくできたルアーもあったし、次に、当時の子どもたちには恐らく、どんなルアーを使っても釣れないという結果はそう変わらなかっただろうからだ。
今のようにメソッドも確立しておらず、ルアーの使い方についても余りにも知識が不足していた。クランクベイトは障害物に当てる、なんてことは誰も知らない。ビッグバドすらクランクベイトだと思われていたのだ。子どもたちのほとんどはただ沖に向かってルアーを投げていただけだった。動かないルアーを水面使いしてバスを引き出すような知恵もない。いわんやコーモランのルアーで釣れなかったのはある意味当然だっただろう。
コーモランの中では数少ないオリジナル──原型はガルシアフロッグだけど──の「かへるくん」など、よくできたルアーもあった。何より、子どもたちに気軽にルアーフィッシングを楽しませてくれた功績は大きい。
僕には何よりその存在感が魅力的に写った。カズン2のコピー「どじょっこ」やブラッシュポッパーのコピー「とんがり虫」など、なんというかB級というものを名実ともに突き詰めた姿には清々しささえ感じる。
もちろん、子どもの頃は「本物が欲しい」としか思わなかったが、大人になってからもコピールアーを連綿と(当時とそう変わらないクオリティで)作り続けるコーモランに気付いたとき、苦笑すると同時に、たまらなく愛おしく感じた。
僕が子どもの頃に買い求めたコーモルアーのほとんどは、根掛かりなどで失ってしまった。引っかかりそうな所に投げるには、安くてうってつけだったのだ。大人になってから反省し、細々と店の片隅にあるコーモランルアーを見かけては買い求めている。
典型的なMy Plugシリーズのポッパーを見てみよう。細身で華奢で、いかにも泳がなさそうだが、実際に動かない。何とノンウエイトで、動き出すきっかけがつかめないのだ。にも関わらず浮力が弱すぎ、弱いロッドアクションには反応せず、強く引くと水面で回転する。ただ水面に浮かんでいるだけという風情である。
だが、テールにペラがついているのが救いだ。これが某かの抵抗となって僅かながらも身をくねらせ、首を振ろうとする挙動を見せる。これがなければ本当にただの棒である。願わくばこのペラで音や飛沫を上げれば有り難いが、このペラ、しかし回らない。そもそも通常とは逆向きについているのだ。意図が分からない。
しかしこれが抵抗となり、ルアーの移動距離は少なくなって、浮力の少ないボディと相まってねちねちとした独特の動きを生み出す。ここらでポッパーらしい動きを期待したいが、肝心のこのカップはまともな音もスプラッシュも出せない。単なる窪みのようなもので、水がカップに入ればただ押し出し、カップになければポッピングは空振る。救いようがない。
結果的にはいい部分と悪い部分が完全に相殺され、どんなロッドアクションを加えてももぞもぞ水面をうごめくだけ。だが、呆れつつもうごめかせていると、最終的にはそんな動きで釣れてしまうのだから、もう意味が分からない。釣れたバスをしっかりしろと叱責したくなる。
もう一つ、写真に写っているのは僕の数少ない古物で、シマノがバグリーに作らせたエクストリームシリーズのうちの一つのコピーだと思う。ヘドン/ヘッドミノーにも似た逆三角形のフォルムは意外としっかりとした造形で、飛び出した目まで成型していて驚きだ。
しかし、フィニッシュが絶望的に甘く、クリア塗装がリップにダマになってかかっており、泣けてくる。それにこのカラーリング、魚のプリントはフィンガーリング社を彷彿とさせて意味不明だ。でも、強い浮力とゆらゆらと曖昧な動きはトップ使いに良く、コーモランの中では最も魚を釣っているルアーである。こういう「当たり」を探すのもまた楽しい。
僕がコーモランを愛するのは、郷愁とともに、先述のような、現在のルアー業界への疑問も手伝っている。様々なメーカーが次々にリリースするルアーの多くには、毎度のように「世紀の新発見」じみた強烈な売り文句がくっついてくる。従来のルアーでも問題なくカバーできる状況でも、新しいルアーでないと釣れないかのごとく喧伝する。
雑誌はプロやメーカーとタイアップし、矢継ぎ早に出る新製品を強力プッシュする。消費者が持つスタイルや思い入れは関係ない。雑誌の通り、メーカーの言う通りに新しいルアーを使って釣ればいいのだ。消費者も何となく、新しいルアーの方が釣れるような気がする。人気で買えないと聞けば、尚更それが釣れるように感じ、欲しくなる。
でも、バス釣りとはフィールドの状況に合わせて、幾千とあるルアーの中から正解を見つけ出す釣りであるはずだ。メーカーや雑誌には、消費者個人が向き合う状況なんて分からない。だから、大雑把な状況設定で、このルアーはこうすれば釣れると言う。それがぴったりはまる状況なんて全国のほんの数カ所かもしれないのに。
バス釣りの楽しみとは、ただ魚を釣ることだけだろうか。最新ルアーが自分のスタイルと合わないのに、流行に従って無理をしていないか。僕も最新ルアーには大いに興味はある。実際によく釣れるルアーもあるだろう。でも、そうしたメーカーや雑誌の指示通りにする釣りは本当に面白いのだろうか。
コーモランのルアーはそうした何もかもを超越するパワーを持っている。激烈な売り文句もなく、使い方も不明確だ(たぶん、作った側も把握していない)。その一つ一つが持つ性能を実際に使う中で発見し、引き出し、状況にフィットさせる。その作業がたまらなく面白い。
子どもの頃、一つ一つ手探りでルアーの動きや特性を理解し、釣れる使い方を見つけたときは新しい扉を開いたような、新鮮な喜びと驚きがあった。封印された魅力を解き明かす喜びを、この高度情報化されたバスフィッシング界で求めるなら、コーモランが最もふさわしいかもしれない。
何しろ、見た目通りの動きをするかどうかは賭のようなものだからである。封印されたままというか、扉を開けたらそこには何もなかった、というのもコーモランだけかもしれないけれど、それも含めて楽しめるのは間違いない。
2mダイバー【Favorite Lure】
小棒【Favorite Lure】
ノットの話【Method】
テイルスピンジグ【Favorite Lure】
ファットギジット【Favorite Lure】
小型ラバジ【Favorite Lure】
小棒【Favorite Lure】
ノットの話【Method】
テイルスピンジグ【Favorite Lure】
ファットギジット【Favorite Lure】
小型ラバジ【Favorite Lure】
Posted by ポンプ小屋マスター at 21:50│Comments(13)
│疑餌
この記事へのコメント
(・∀・)ノ
あ・・・・H川で・・・・
ジャバロンでデカイバス釣った
若い子おったな・・・・。
メッチャ~ブリブリやったで・・・。
あれマスタ~?
あ・・・・H川で・・・・
ジャバロンでデカイバス釣った
若い子おったな・・・・。
メッチャ~ブリブリやったで・・・。
あれマスタ~?
Posted by 真っ黒 at 2006年08月22日 22:16
コーモラン・・・懐かしくて涙出そうですね・・・。
ジッターバグのコピー、なんかラパラそっくりのヤツや、ホッテントットそのままのヤツもあったような・・・。
当時、少ない小遣いで買える貴重なプラグ達でした。
ちなみに、人生初雷魚は『かへるくん』でGETしました。
ジッターバグのコピー、なんかラパラそっくりのヤツや、ホッテントットそのままのヤツもあったような・・・。
当時、少ない小遣いで買える貴重なプラグ達でした。
ちなみに、人生初雷魚は『かへるくん』でGETしました。
Posted by seven at 2006年08月22日 22:23
>真っ黒さん
まず「若い子」の時点できっと違います。(おっさんやし・・・
ジャバロンはビバロンと混ぜて使いますが・・・ビバロンの方が硬くてブッシュ向き。
コーモはトップ用のルアーもたくさんありますぜ。全部軽いのが難だけど・・・
まず「若い子」の時点できっと違います。(おっさんやし・・・
ジャバロンはビバロンと混ぜて使いますが・・・ビバロンの方が硬くてブッシュ向き。
コーモはトップ用のルアーもたくさんありますぜ。全部軽いのが難だけど・・・
Posted by ポンプ小屋マスター at 2006年08月22日 22:26
>sevenさん
ねえ、ほんとあれだけよくコピーしたもんですよね。
僕はいつかコーモラン本社を訪問してお礼を言って来たいですよ。子どもたちに夢をありがとうって。
でもその一部とはいえ、今でも新品が手に入るのがコーモの本当の恐ろしさです・・・
かへるくんは当時のライギョダービーでは主役級でしたね。「雷魚セット」てのもコーモランが出してたような・・・ミノーと何か3個ぐらいのルアーセットだったような・・・
ねえ、ほんとあれだけよくコピーしたもんですよね。
僕はいつかコーモラン本社を訪問してお礼を言って来たいですよ。子どもたちに夢をありがとうって。
でもその一部とはいえ、今でも新品が手に入るのがコーモの本当の恐ろしさです・・・
かへるくんは当時のライギョダービーでは主役級でしたね。「雷魚セット」てのもコーモランが出してたような・・・ミノーと何か3個ぐらいのルアーセットだったような・・・
Posted by ポンプ小屋マスター at 2006年08月22日 22:28
今でもホームセンターとかにない?違う?
自分はバビロン?のちっさいやつ持ってるけど・・
真っ直ぐ泳がすのがムズイ・・・
後、フラッパー
ポコポコって良い感じなんだけど・・直ぐ塗装が剥げた・・
てかメガ男さんじゃ(略 ←(-_★)キラーン!!
自分はバビロン?のちっさいやつ持ってるけど・・
真っ直ぐ泳がすのがムズイ・・・
後、フラッパー
ポコポコって良い感じなんだけど・・直ぐ塗装が剥げた・・
てかメガ男さんじゃ(略 ←(-_★)キラーン!!
Posted by 班長 at 2006年08月22日 22:54
>班長さん
ホームセンターにあるある。たぶんいろんなところで、「釣り具」として扱われてないんではないかと思います。
ビバでもジャバでもフックがきっちり真っ直ぐになってないと確かに真っ直ぐ泳ぎません・・・
オフセットフックの埋め込まれた部分は見えづらいですけど、意外とその辺が関係してくるようです・・・
僕はネイルシンカーのねじ込む角度で調整してます。
>てかメガ男さんじゃ(略
うはは。メガは特別。ていうかコーモは別腹?そんな身勝手なわたくしがおります。
実は僕は雑誌で伊東社長が明かしたメガルアーの使い方を、読んではいますがほとんど覚えておりません。
今回のいちゃもんは、記憶力が悪い僕の八つ当たりのようなものであります。失礼しました・・・
ホームセンターにあるある。たぶんいろんなところで、「釣り具」として扱われてないんではないかと思います。
ビバでもジャバでもフックがきっちり真っ直ぐになってないと確かに真っ直ぐ泳ぎません・・・
オフセットフックの埋め込まれた部分は見えづらいですけど、意外とその辺が関係してくるようです・・・
僕はネイルシンカーのねじ込む角度で調整してます。
>てかメガ男さんじゃ(略
うはは。メガは特別。ていうかコーモは別腹?そんな身勝手なわたくしがおります。
実は僕は雑誌で伊東社長が明かしたメガルアーの使い方を、読んではいますがほとんど覚えておりません。
今回のいちゃもんは、記憶力が悪い僕の八つ当たりのようなものであります。失礼しました・・・
Posted by ポンプ小屋マスター at 2006年08月22日 23:07
コーモは別腹って~(^◇^)/ぎゃはは
使い方・・いろいろあったよーな
クランクのトップ使いキックバックとか(ハチローで効いた
やっぱメガの名作はディープXだと思うなぁ(自分が語るのもなんですが・・
使い方・・いろいろあったよーな
クランクのトップ使いキックバックとか(ハチローで効いた
やっぱメガの名作はディープXだと思うなぁ(自分が語るのもなんですが・・
Posted by 班長 at 2006年08月22日 23:54
>班長さん
実はコメントちょうど200個目です。いつもありがとうございます。
DEEP-Xは僕がメガ男でなくても使い込んだでしょう。すげー釣れますし。
オカッパリメインなら100で充分ですけど、200はシーバスでもいい思いしてます。
うん、僕メガ男って言ってる割にはメガルアーの使い方とか全然書いてないですね。ちょと反省。
書いたら書いたで社長とまったく違う使い方なのでメガファンに怒られるかもですが、また日を改めて書いてみたいです。
リバイアサンのただ巻きとかPOP-MAXのただ巻きとか、ろくでもない使い方ばかりですが。本当に殴られそう。
実はコメントちょうど200個目です。いつもありがとうございます。
DEEP-Xは僕がメガ男でなくても使い込んだでしょう。すげー釣れますし。
オカッパリメインなら100で充分ですけど、200はシーバスでもいい思いしてます。
うん、僕メガ男って言ってる割にはメガルアーの使い方とか全然書いてないですね。ちょと反省。
書いたら書いたで社長とまったく違う使い方なのでメガファンに怒られるかもですが、また日を改めて書いてみたいです。
リバイアサンのただ巻きとかPOP-MAXのただ巻きとか、ろくでもない使い方ばかりですが。本当に殴られそう。
Posted by ポンプ小屋マスター at 2006年08月23日 00:12
200ゲット!やりぃー(王様風に
確か初書き込み・・3番目ぐらいじゃ・・ない?
ネタはエソだったような・・
自分もブログ初めた頃で
更新後・・よく見てたと・・
更新時間も同じぐらいじゃなかったかなぁ?
これからも☆ヽ(▽⌒*)よろしぅ♪に
確か初書き込み・・3番目ぐらいじゃ・・ない?
ネタはエソだったような・・
自分もブログ初めた頃で
更新後・・よく見てたと・・
更新時間も同じぐらいじゃなかったかなぁ?
これからも☆ヽ(▽⌒*)よろしぅ♪に
Posted by 班長 at 2006年08月23日 00:48
>班長さん
寝オチしてました・・・申し訳ないです
いつも楽しいコメントに励まされてます。エソでしたねえ。エソが岩手にいないと知って驚愕したものです。
今後ともよろしくお願いします~
寝オチしてました・・・申し訳ないです
いつも楽しいコメントに励まされてます。エソでしたねえ。エソが岩手にいないと知って驚愕したものです。
今後ともよろしくお願いします~
Posted by ポンプ小屋マスター at 2006年08月23日 08:39
コーモラン持ってますよ~
安いんだよね。パクリを見抜けなかった時は悔しい思いをしたものです
安いんだよね。パクリを見抜けなかった時は悔しい思いをしたものです
Posted by ratfink at 2006年08月23日 09:47
>ratfinkさん
意外とマニアックなコピーも多いんですよね~。
僕も変なのを持っていて、ダイワのロビンなんですが、妙に作りが荒いんです。
まさかこんなものコピーしないと思うんですが、ダイワなのかコーモなのか別のメーカーなのか・・・
たぶん、作ったメーカーにも記録ないでしょうから、謎のままのルアーが全国に結構あるかもですね。
意外とマニアックなコピーも多いんですよね~。
僕も変なのを持っていて、ダイワのロビンなんですが、妙に作りが荒いんです。
まさかこんなものコピーしないと思うんですが、ダイワなのかコーモなのか別のメーカーなのか・・・
たぶん、作ったメーカーにも記録ないでしょうから、謎のままのルアーが全国に結構あるかもですね。
Posted by ポンプ小屋マスター at 2006年08月23日 11:01
初期のコーモランって、箱入りで、コピーなのに、本物」よりも高かったものがあったんですよねぇ。
大量に、安く作られるようになって、作りの方も・・・
ゆえに、ちょっとさげすんだ感じになってしまいましたが、あらためて見ると、意外と味わいがあるかな(笑)
最近、リバイバルで、ワゴン特価になっていると、つい手が出るんだけど、使う気になるかどうかは、微妙なところで(苦笑)
大量に、安く作られるようになって、作りの方も・・・
ゆえに、ちょっとさげすんだ感じになってしまいましたが、あらためて見ると、意外と味わいがあるかな(笑)
最近、リバイバルで、ワゴン特価になっていると、つい手が出るんだけど、使う気になるかどうかは、微妙なところで(苦笑)
Posted by 横井勇治 at 2007年08月12日 22:03
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