2006年07月16日
グリフォンに頼る【釣行記】
世間は3連休だそうですね。僕は仕事です。連休とか何それうまい?の世界にここ数年生きているもので、人様が「今日はお休みだ」とか言っても素で反応が遅れる。もはや羨ましがる回路すらなくなりつつある。人はこうして人でなくなっていくのだなと思う。
で、仕事帰りにふとH川を見ると意外と人がいない。ああねえそりゃねえ夏だもんね。こんな日に釣りしてたら脱水症状および熱中症で即死だよね。でもよく見てみたら水位はそれなりに高く流れも淀んでおらず、何より無数の魚がライズしている。悪くない。
じゃあ釣りしようか。となってしまうのが僕の釣り馬鹿たる所以だけれど、残念ながらタックルボックスの中身を夏仕様に入れ替えのため車に積んでいない。時間のロスはあるが仕方なくいったん家に帰り、ついでに竿も1ピースのを持ち出して再度川へと取って返した。
日没まで1時間足らず。もたもたしている時間はないはずが、なぜか僕は先日購入したジャッカル/ギロンを愛でるのに忙しい。いやこれマジで釣れそうです。まだ釣ってないからナチュラム商品リンク貼れないけど。ベビーギロンもいいけど親の(親だったのか)ギロンも生物っぽい動きで圧倒される。
今までいくつかのS字系と呼ばれるルアーを使ってみたけれど、その中でもギロンはかなりイケている。スローで弾いてくるとフラフラと泳ぎ、リーリングを止めると一瞬ヒラを打ちゆらゆらっと進路を決めかねているかのような動き。すごいリアル。
人間に即して言うと、今日の晩御飯何にしようかしらと迷ってスーパーの中をうろうろ。そしてそうだあの特売のお肉買おうと思いついて立ち止まり踵を返す。でも次の瞬間、やっぱり魚のほうが食べたいなーどうしようかなーうわーブロッコリー安ーいなどと関係のないコーナーに目移りしてしまう状態。
例えたばかりに余計に分かりづらくなったけど無視してギロンを投げて喜ぶ。すげー釣れそうだけどたぶんこの川では釣れない。夏になると横移動するものに見向きもしなくなるからである。この川もう嫌。でも投げて楽しいので投げる。それだけ。
タックルは最近ぼつぼつと集めているダイコー/コブレッティRC60/006“Psycho Gun”。ちょっとキンキンだけど何でもかんでも投げられて便利。ギロンもストレスなく飛んでいく。なんで今頃コブレッティ集めてるのか自分でも分からないけど、なんつーかさあ、「囮捜査」とか「変幻トランスミッション」とか身もだえしそうなネーミングがいいじゃん。変かな僕。このサイコガンも当然、寺沢武一「コブラ」のあの左腕なわけで、コブつながり。あざとさが逆にクール。やっぱり変かもしれない。
しばらく投げていてこれではわざわざ出直してまで来たのにボウズ確実。それはちょっといかがなものか。と気付いたらすでに夕暮れで、じゃあバズベイト投げるか。でも一発出るかどうかの世界なので、ここは確実に魚を拾いたい。
そこでふと直感が走り、なぜかメガバス/SR-Xグリフォンを手にする。横移動は釣れないはずだけど、それでもグリフォンなら何とかしてくれる。まだ慌てるような時間じゃない。あきらめたらそこで試合終了だよ。あの漫画って釣りに通じるセリフ多いな。
今までも意外な場所の意外なシチュエーションで(クリアなリザーバーの日中どピーカンの水深20mの岩盤際とか)でバスを連れてきてくれた。ここはグリフォンの基本性能に頼ってみよう。
そしたら連発。小さいけれど。グリフォンはこのサイズが選べないと言うのが難点で、そこにいる順番に食ってきてしまう。でも贅沢は言うまい。夏にここでムービング系で釣ったのは初めてだから(朝夕でも)。素直にグリフォンに敬礼。ルアーの能力だけで釣りをしている感が濃厚だが、それが僕のような下手くそには不可欠である。
護岸のアシ際をスローに引いて来て一瞬止めてコツン、で25cmぐらい。流れ込みの岸際に当てて落として、数秒ステイ後の動き出しに35cmぐらい。他にも2バイトあったけど乗りませんでした。別に竿が弾いたわけではなく、食いが浅かった模様。なんにしてもボウズ逃れでほっとする。
グリフォンがいいのは小粒でもよく飛ぶこと、根掛かりしづらいこと、そして機敏に操作に反応すること。太いラインでも小技が効かせやすい。硬いロッドでも難なく投げられる。とりあえずスローに引いてくるだけでも釣れるけど、折に触れて止めたりトゥイッチしたりして食うきっかけを作ってやるといい。そういう能動的な仕掛けによく応えてくれるルアーだ。
割と人間を釣る力だけが語られることが多いルアーだけど、使い込んでみるとこれだけ使い出があるルアーって意外と少ない。僕はクランクベイトにしても何にしてもただ巻き大好き人間だけど、それだけでは魚のスイッチがなかなか入らない状況でグリフォンは強い。
後はもう少しだけ浮力が強いバージョンとノンラトルのも欲しい。グリフォンゼロは動きが大きすぎるので別のルアーなんです。バルサ版とか・・・造形的に無理か。あれば4000円でも買うのに。嘘ですけど。
最後にバズベイトを投げてノーバイトで終了。グリフォンは今後も使ってみよう。他のルアーでもひょっとして効くのかもしれない。ちょっと楽しみになってきました。
Tackle Data:
ダイコー/コブレッティRC60/006+シマノ/カルカッタコンクエスト50+東レ/フロロベーシック10lbs
で、仕事帰りにふとH川を見ると意外と人がいない。ああねえそりゃねえ夏だもんね。こんな日に釣りしてたら脱水症状および熱中症で即死だよね。でもよく見てみたら水位はそれなりに高く流れも淀んでおらず、何より無数の魚がライズしている。悪くない。
じゃあ釣りしようか。となってしまうのが僕の釣り馬鹿たる所以だけれど、残念ながらタックルボックスの中身を夏仕様に入れ替えのため車に積んでいない。時間のロスはあるが仕方なくいったん家に帰り、ついでに竿も1ピースのを持ち出して再度川へと取って返した。
日没まで1時間足らず。もたもたしている時間はないはずが、なぜか僕は先日購入したジャッカル/ギロンを愛でるのに忙しい。いやこれマジで釣れそうです。まだ釣ってないからナチュラム商品リンク貼れないけど。ベビーギロンもいいけど親の(親だったのか)ギロンも生物っぽい動きで圧倒される。
今までいくつかのS字系と呼ばれるルアーを使ってみたけれど、その中でもギロンはかなりイケている。スローで弾いてくるとフラフラと泳ぎ、リーリングを止めると一瞬ヒラを打ちゆらゆらっと進路を決めかねているかのような動き。すごいリアル。
人間に即して言うと、今日の晩御飯何にしようかしらと迷ってスーパーの中をうろうろ。そしてそうだあの特売のお肉買おうと思いついて立ち止まり踵を返す。でも次の瞬間、やっぱり魚のほうが食べたいなーどうしようかなーうわーブロッコリー安ーいなどと関係のないコーナーに目移りしてしまう状態。
例えたばかりに余計に分かりづらくなったけど無視してギロンを投げて喜ぶ。すげー釣れそうだけどたぶんこの川では釣れない。夏になると横移動するものに見向きもしなくなるからである。この川もう嫌。でも投げて楽しいので投げる。それだけ。
タックルは最近ぼつぼつと集めているダイコー/コブレッティRC60/006“Psycho Gun”。ちょっとキンキンだけど何でもかんでも投げられて便利。ギロンもストレスなく飛んでいく。なんで今頃コブレッティ集めてるのか自分でも分からないけど、なんつーかさあ、「囮捜査」とか「変幻トランスミッション」とか身もだえしそうなネーミングがいいじゃん。変かな僕。このサイコガンも当然、寺沢武一「コブラ」のあの左腕なわけで、コブつながり。あざとさが逆にクール。やっぱり変かもしれない。
しばらく投げていてこれではわざわざ出直してまで来たのにボウズ確実。それはちょっといかがなものか。と気付いたらすでに夕暮れで、じゃあバズベイト投げるか。でも一発出るかどうかの世界なので、ここは確実に魚を拾いたい。
そこでふと直感が走り、なぜかメガバス/SR-Xグリフォンを手にする。横移動は釣れないはずだけど、それでもグリフォンなら何とかしてくれる。まだ慌てるような時間じゃない。あきらめたらそこで試合終了だよ。あの漫画って釣りに通じるセリフ多いな。
今までも意外な場所の意外なシチュエーションで(クリアなリザーバーの日中どピーカンの水深20mの岩盤際とか)でバスを連れてきてくれた。ここはグリフォンの基本性能に頼ってみよう。
そしたら連発。小さいけれど。グリフォンはこのサイズが選べないと言うのが難点で、そこにいる順番に食ってきてしまう。でも贅沢は言うまい。夏にここでムービング系で釣ったのは初めてだから(朝夕でも)。素直にグリフォンに敬礼。ルアーの能力だけで釣りをしている感が濃厚だが、それが僕のような下手くそには不可欠である。
護岸のアシ際をスローに引いて来て一瞬止めてコツン、で25cmぐらい。流れ込みの岸際に当てて落として、数秒ステイ後の動き出しに35cmぐらい。他にも2バイトあったけど乗りませんでした。別に竿が弾いたわけではなく、食いが浅かった模様。なんにしてもボウズ逃れでほっとする。
グリフォンがいいのは小粒でもよく飛ぶこと、根掛かりしづらいこと、そして機敏に操作に反応すること。太いラインでも小技が効かせやすい。硬いロッドでも難なく投げられる。とりあえずスローに引いてくるだけでも釣れるけど、折に触れて止めたりトゥイッチしたりして食うきっかけを作ってやるといい。そういう能動的な仕掛けによく応えてくれるルアーだ。
割と人間を釣る力だけが語られることが多いルアーだけど、使い込んでみるとこれだけ使い出があるルアーって意外と少ない。僕はクランクベイトにしても何にしてもただ巻き大好き人間だけど、それだけでは魚のスイッチがなかなか入らない状況でグリフォンは強い。
後はもう少しだけ浮力が強いバージョンとノンラトルのも欲しい。グリフォンゼロは動きが大きすぎるので別のルアーなんです。バルサ版とか・・・造形的に無理か。あれば4000円でも買うのに。嘘ですけど。
最後にバズベイトを投げてノーバイトで終了。グリフォンは今後も使ってみよう。他のルアーでもひょっとして効くのかもしれない。ちょっと楽しみになってきました。
Tackle Data:
ダイコー/コブレッティRC60/006+シマノ/カルカッタコンクエスト50+東レ/フロロベーシック10lbs
Posted by ポンプ小屋マスター at 22:52│Comments(0)
│釣記
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