スピニングリール。

ポンプ小屋マスター

2006年09月22日 23:58

前にベイトキャスティングリールについて書いたから、スピニングリールのことも書こうと思う。

僕がスピニングリールを選ぶときの基準は「そこそこ」だ。具体的には、ハイエンド機種はいらない。そこそこ軽くて(250g以下)、そこそこ回転が滑らかで、そこそこトラブルが少なければそれでよい。メーカーは問わない。最新機種でなくてもいい。

これは、日本メーカーのスピニングリールの性能がほとんど頭打ちといってもいいぐらい進化していることが理由としてある。ハイエンド機は確かに素晴らしいだろうが、セカンドライン以下でも釣りをするのに充分以上の性能を持っており、使っていて不満が出ないからだ。

ドラグ性能については、フロロ5lbsラインが中心なので極限までのシビアさは必要ない。ライントラブルはフェザリングで常にケアしていればほとんど問題ない。そういうことなら安物でも充分なのだが、では何に対して出資するのかといえばほとんどは軽さである。

特にライトリグが中心となるので、リールは軽ければ軽いほどいい。微妙に浮かす、静止させるという操作において、手元が軽ければストレスが激減する。タックルが重いと、その慣性が動作に影響し、どうしても操作が大雑把になってしまう。感覚的な問題も大きいが、手元がブレていると微妙なバイトを取ろうという気にもならなくなる。

今は2万円以下でアンダー220gのリールが手に入る。いい世の中になった。僕は昔からバッシングスピンというカテゴリが好きだけど、そういう「投げて巻く」を含めた釣りでも軽量さは疲労の軽減などに大きく影響する。

実際に所有している、日本メーカーの現代的な機種を書き出してみる。

ダイワ
ルビアス2004  バス用のライトリグのメイン。トータル性能が素晴らしい
カルディアKIX2506  シーバス、エギングに。ノーマルではPE使用時にトラブルが気になる
カルディア2500  かつてのシーバス、エギングのメイン。必要にして充分な性能
シルバークリークS2004  かつてのバス用メイン。今も車載機として活躍中
トーナメントX1500iA  長くバス用で活躍。ドラグ性能は秀逸。少しくたびれたので休憩中

シマノ
ツインパワー3000MGS  ナイロンラインを使うバス用。海水不可なのが残念
バイオマスターMG2500HGS  エギングのメイン。トラブルレスと軽さに驚くほど

リョービ
イクシオーネ1000i  頑丈さが魅力。かつてはナイロンラインでバス、シーバス問わず活躍
ザウバーVS700Zi  重さだけがネック。あとは充分な高性能。小物釣りに

大した機種はない。ベイトに比べれば非常に常識的で、ある意味つまらない。数が少ないのは、バス用なら持って行くスピニングタックルはほとんど一本だけだし、ソルトでも一本しか持ち歩かないからだ。使い回して何の問題もない。つまらない。

ライトリグが好きなら一つぐらいはハイエンド機を持っていてもいいような気はするが、それを考える必要もないほど現状には満足している。

スピニングの場合、飛距離や使い心地はメーカー、グレードによってそう変わるものではない。ベイトキャスティングはそこが一台一台違うのでついいろいろと欲しくなるが、スピニングはスプール径がある程度大きく(ダイワ、シマノともに2000番以上)、糸巻き量を適正にセッティングすればほとんどの機種でストレス無く使える。

だから僕はもうこれ以上、所有スピニングが劇的に増えることはないと思う。いま使っているものが壊れたり古くなれば更改する程度だ。あとはシーバス用に3000番程度のものが欲しいぐらい。

具体的にはカルディアKIXかツインパワーか悩んでいたり、それでも少し重いのでどうせなら思い切ってセルテート買っちゃうかと思ったり、一台ぐらいステラ持ってても罰は当たらないよなとか思ったり、そういえばエギング用にもう一台あってもいいかとか思ったり、ちっとも増えることはないということがなさそうなので僕は相変わらずだと思う。

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