チヌ探し【釣行記】

ポンプ小屋マスター

2006年07月25日 22:13

昨日の釣行記にダウトがあるとすれば、それはリーダーが1.2号フロロということである。約5lbs相当。細すぎやっちゅうねん。

恐らくどこかの雑誌のセッティングを鵜呑みにしたか見間違えたかだと思うが、チヌと言えば1~1.5号ハリスと言う条件反射が疑う気をなくさせたのだろう。それにF2-611XSだしジグヘッドもやるしと考えてすんなり使っていた。反省はしていない。

アワセ切れはラインに傷がついていたからで、細かったからではない。ところでなんでジョイナー・ボスメントなんていうマイナーなハリス使ってるんだハリスつったらシーガーだろ、というと、だって水中で糸消えるんだぜ。漁師も確認なんだぜ。使うしかあるまい。

とか言いつつ本日も昨日と同じ場所に来ているのはどうなんだろ僕本当にちゃんと仕事してるのか。こっちこそ反省するべきじゃないか。しかももうちょっと状況を把握したいので昨日より少し早めに到着。まだ午後5時過ぎ。だってねえ、チヌが本当にいるか確かめないと気が気じゃないんだもん。

小さな川の河口と書いたけど、川の流れはほとんどなく、河口から約1km先の水門まで海水である。河口付近は船着場になっており、川幅は25m程度。着いたらちょうど満潮から下げ始めたところだった。水深は深いところで3mぐらいだろう。

川側から海側まで至るところでラパラ/CD-7のMリグを投げてみる。今日はジグヘッドリグも適宜混ぜ、魚の確認を第一目標とする。合流点付近に海草が多く、砂泥のところどころに硬い感触がある。海側は沖に向かってかなり浅くなっていて、干潟か砂洲のようだ。

恐らく浅い場所には立ち込めるだろう。海側は流れが速く、これっていわゆるウェーディングシーバスゲーム絶好調? 富津で水ヨレを感じてコモモの真骨頂? でも見た目に目印はまったくなく、だだっ広い海面が広がっていて、こんなとこで集中力保つの無理です。無理。

だから立ち込まないで岸際をまるでバス釣りのようにちまちま攻める。時々、沖に投げて底を確認する。なんだか釣りというよりは地質調査のような趣だが、楽しいのかどうかと言われれば結構楽しいです。テキサスリグで底と対話する楽しさあるでしょ。お、ここハードボトムだな、とか。あれ。

ボトムを探って水中の地図を書くねやーといい感じで下野正希化していると、河口から離れて岸壁の切れ目まで来た。いったん切れていて向こうにまた岸壁が始まってるけど渡れない。ここで集中して切れ目の辺りを探っているとぶるぶるっとバイト。アワセと同時に抜き上げるような格好で15cm級のカサゴがファーストフィッシュ。

気付けばMリグではなくまたジグヘッド投げてる。でも今日はイソメ系使っているというのがとにかく魚に触れたい本気度を示している。エコギア/ストレート3・1/2でした。カサゴはいつも遊んでくれて得がたい友人のようである。

再び岸壁を辿りながら河口へ戻る。時々テクトロもしてみる。相変わらずMリグには何のアタリもない。海面をイワシの群れが時々往来している。これにシーバス着いてないかなとメガバス/X-92SWエドニスも投げてみる。だからチヌ釣りしろよ。

合流点まで戻ってきた。川の流れは小さいとはいえ、海側の流れと衝突していい感じの水ヨレというか潮目というかができている。そこにラッキークラフト/ワンダー80を数回投げてからMリグへと移る。この場所で反応がないのが信じられない。僕は何か大間違いをしているのか。

合流点は一段深くなり、そこから海側へなだらかに隆起するサンドバーを形成しているようだ。傾斜の具合を確かめつつ引いて来ると、ぐにゃんという感じで重くなった。少し反応が遅れ、慌てて巻き合わせ。間に合った。何とか乗った。

大した引きではなく、重みが左右にふらふらと抵抗しながら上がってきたのは!マゴチだッ!とエキサイトする僕。なんでこんなにマゴチ釣ると興奮するんだろう。本当は僕はマゴチをメインに狙うといいのかもしれない。それが幸せなのかもしれない。

上げてくるときもう一匹ついてきてたんだよね。あれが夫婦かね。とりあえず27cm。ルアーはいつの間にかメガバス/VIOSバンピーホッグ2.5"にすり替わっていた。このワームが僕の中で対マゴチ最強になった瞬間である。だって今まで同じルアーで複数マゴチ釣ったことないんだもの。

使い方は昨日と同じで、ボディを少し切ってからデコイ/マジックショット1/8oz(フックサイズ#4)にセット。フックがワームの頭部に抜けるぐらいのセッティング。これをずるずる底を取って引いて来ただけ。

もう少し大きなのが釣れれば真剣にマゴチ狙うんだけどな。でもこの湾にはひょっとしてマゴチの魚影が濃いのかもしれない。シロギスとアサリの名所なんだけど、マゴチの評判は聞いたことがない。ヒラメは時々、でかいのがいると話を聞くが、狙えるほど数はいないようだ。

やっぱりウェーディングするしかねーかとか別の釣りのことを考えながら、気付くとすでに夜になっていた。マゴチの後はもう一匹、カサゴを足元で追加しただけ。昨日とまったく魚種が同じ。この場所にチヌはいないか、僕が大きく外しているかのどっちかだ。

少なくともこの場所ではチヌが狙えそうにないのかもしれない。まだ2回、わずかな時間だけしか釣っていないので本当のところは分からないけど、潮が動く夕マズメに無反応というのはちょっと厳しい。

大体、この湾にはチヌ狙いの人が多いのに、この場所には誰一人釣りに来ないじゃないか。昨夜やった漁港はチヌの夜釣りの人も多いんだけど。キビレをイメージして河口を狙ったのは間違いなのかもしれない。

だいたいチヌ狙いでマゴチが釣れるのは間違ってるのか合ってるのかすら分からない。Mリグにはシーバスはほとんど食ってこず、マゴチは時々かかると聞いたこともある。どうなんだろ。この辺が判断つきかねるのが素人の悲しさだ。

では実績のあるその昨夜の漁港で延長戦、と思った矢先に雨が降り出した。腹も減った。仕方なく帰ることにする。引き続き不完全燃焼なので、明日はさすがに無理だけど、今後もちょくちょく調査も兼ねて湾内を巡ろうと思う。マゴチ狙いにシフトと言うのも、それはそれで可能性は残しておく。

今日は昨日の反省からロッドをエギング用にしてみた。F2は繊細な釣りにはいいが、Mリグの飛距離がどうしても足りない。かといってアキュラシーもない。接近戦のジグヘッドリグしかしないのなら使いようはあると思う。

エギングロッドは快適だった。小さなカサゴもきっちり乗せられたし、飛距離は30m以上と文句なし。しばらくはこれで行ってみようと思う。リールもラインも完全エギングタックルだけど。なお、リーダーはロッド変更に伴いフロロ10lbs。反省はしていないつもりだったが結果的に反省を生かしたみたいですよ。

Tackle Data:
ダイコー/エギグランド・トライバルEGTS-710+ダイワ/カルディアKIX2506+ユニチカ/エギングPEⅡ・1号+ユニチカ/エギングリーダー2.5号

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